おかあさんの底力 茨城7区 ながおか桂子 自民党
桂子のActionダイアリー

【施政報告 カテゴリー】

通常国会召集、消費者問題に関する特別委員を拝命しました。

 現下の景気悪化に歯止めをかけるため、迅速な景気・雇用対策を打ち出す必要があります。そのため本日、例年より早く通常国会が召集され、第2次補正予算、本予算を審議することとなりました。
 世界的な経済危機に直面するなかで求められるものは「大胆な」景気対策を「迅速に」行うことです。そのために国会に期待されている役割は、野党によるなんでも政局にからめるような「政局第一主義」の対応を改め、本質的な議論を集中的に行い、真摯な国会運営を行うことです。そして結論を先延ばしにせず、結果を出すことが出来れば危機対応能力を持った「大人の政治」といえるのではないでしょうか。

 また、国民生活にとって先延ばしが許されないもう一つの課題である「消費者庁」創設に向けて「消費者問題に関する特別委員会」が国会に設置され、私も委員を拝命いたしました。
食の安全をはじめ、製造者責任、商取引のルール、マルチ問題等々ありとあらゆる消費生活に関わる問題を一元管理し、省庁の縦割りの弊害を排し、消費者の立場に立った今までにない全く新しい行政組織をつくるわけです。国民の皆さんにとって親切でわかりやすい消費者庁となるよう、私も主婦を代表するつもりでどんどん意見を出していこうと思います。

[ ながおか桂子事務所 ]

国籍法について

 ここ数日、国籍法改正について実に多くのご意見が電話、FAX、メールで寄せられております。
 この国籍法改正は、現行法では、日本人の父親と外国人の母親との間の子に対し日本国籍を取得する要件として「父母の結婚」が条件であることに対し、父母が結婚していない場合要件を満たさないため国籍が取得できないということが最高裁で法の下の平等を定める憲法に反するとして違憲判決となりました。これを受け、結婚しない場合においても日本人の父が認知することにより国籍取得ができるように法改正するというものです。
この国籍法改正問題の論点は、任意認知の要件として、客観的な証明を必要としないため、これを悪用し、国籍取得を目的とした偽装認知が横行する心配があるという点であろうと存じます。
 頂いたご意見の大多数もこの偽装認知を不安視し対策を万全にすべしとのご指摘でした。理由の如何を問わず国籍の狭間で苦しんでいる子供たちを救うことは政治の使命であると考えます。しかし「立法の趣旨に反するような悪用の恐れがあり国益を損なう。」というご意見も真摯な議論であると考えます。
この点を鑑み、去る11月14日、偽装認知の横行を防止する方策の担保が得られるよう法務委員会における慎重審議を求める決議を自民党国会議員有志で申入れました。
 11月17日、国会議員有志による「国籍法改正問題緊急対策会合」を開催、この問題への対策を検討いたしました。
 11月18日、法務委員会での採決に際し、「附帯決議」がなされました。
「附帯決議」はあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、法律の施行に際し、それまでの委員会審議を踏まえ、行政府が遵守しなければならない事柄を委員会として表明するものです。
 その「附帯決議」に新たに次の点が盛り込まれました。

 我が国の国籍を取得することを目的とする虚偽の認知が行われるおそれがあることを踏まえ、国籍取得の届出に疑義がある場合に調査を行うに当たっては、その認知が真正なものであることを十分に確認するため、調査の方法を通達で定めること等により出入国記録の調査を行う等万全な措置を講ずるよう務めるとともに、本法の施行後の状況を踏まえ、父子関係の科学的な確認方法を導入することの要否及び当否について検討すること。

 認知に際しては日本人の子どもとはっきり証明されるためには科学的根拠(DNA鑑定等)が有効です。
 この客観的な方法は、偽装を防止するとともに真に日本人の子どもであるということを確認するという意味においても重要な方法です。
ベストではないかもしれませんが、現時点で最善を尽くした結果です。
 同志の国会議員が各方面に対しギリギリまで必死に交渉し、盛り込んだものです。特に法務委員の先生方のご尽力がにじみ出るような案文です。
 法案は衆議院を通過し参議院に送付されました。こうした国の形に関わる様な多くの国民が見守っている法案に対しては、与野党の別なく、真に国益を考え議論がなされるべきと考えますがいかがでしょうか。

≪ご意見をお寄せ頂いた皆さまへ≫
 今回マスコミがほとんど報道しなかったにも関わらずインターネット上での問題提起を受けた多くの皆さんがこの件に注目し、自ら行動し政治参加されました。私のところだけで全国から千二百通を超すご意見が寄せられ、どれ一つとっても組織的な統一された文章ではなく自分自身の言葉で語られていたことに素直に驚き、純粋に国を想う気持ちが感じられました。政治への無関心が叫ばれる昨今、これほどまでに国の将来を真剣に考えてくださったことに感謝します。麻生総理の言う「日本の底力」って案外こういうことなのかもしれない。

 今回の結果は私たちにとって100点の結果ではなかったかもしれません。しかし確実に一歩前進したことは間違いありません。
少なくとも法の運用に際しては、行政当局の責任において偽装認知を防止するよう万全の対策をとることが確認されたわけですから。
さらに言えば、私は「偽装認知」という手段だけでなく、その他の方法も含めた「国籍の不正取得全体」を的確に取り締まることが最重要と考えます。法の運用に問題がある場合は、不正取得全体を罰則強化できるよう新たな法案を働き掛けることもできると考えます。いずれにせよ現段階においては参議院の動向を注視し、よい方向に向かうよう同志の国会議員と共に対処して参ります。

 マスコミの報道は一面的になりがちです。我々政治家の情報発信もしかり、インターネット上の情報もしかり、ですがそれらを様々な角度から見れば新たな発見があると思います。

 今回、少しでも政治を身近に感じることが出来たのでしたら、一つお願いがあります。
もう一度、この問題について、多角的な情報をもとに検証していただき、そして、どうすれば問題点を解消できるのか共に考えていただければ幸いです。

[ ながおか桂子事務所 ]

総理の資質

 緊急総合対策のための補正予算を巡る臨時国会も麻生総理の所信表明、各党代表質問と続き、週明けにも補正予算に関する予算委員会が開催されようとしております。
そんな中、先日、麻生総理とお会いしてまいりました。総理となられてから初めて話をしたのですが、いつもと変わらず明るくますます活力に充ちている様子で安心しました。
日本を元気にするためには、先ず総理ご自身が元気でなければなりませんね。
さて、遡ること1週間前、麻生総理は就任直後の初仕事として国連総会での一般討論演説に臨みました。
残念ながらマスコミはほとんど内容を伝えなかったようなので、皆さんはあまりご存じないかもしれません。
私はどうしてもこの演説の中身を皆さんに知っていただきたい、特に若い人には、この新たなリーダーの考え方、日本と世界の捉え方を知っていただきたいと思い、一部ですがここに抜粋いたします。

(国連総会一般討論演説より一部抜粋)
 ところは、東京郊外の小さな街。去る8月末、ここに海外から9人の高校生がやって来ました。日本に来るのは初めてです。慣れない料理に顔をしかめるなどは、どこにでもいそうな高校生のビジターと、変わるところがありません。
  1つだけ、ありふれた招聘プログラムの参加者に比べ、彼ら、彼女らを際立たせていた特徴がありました。4人がパレスチナ、5人がイスラエルの高校生で、全員、テロリズムを始めとする過酷な中東の現実によって、親族を亡くした遺児であったという点です。
 議長、
 日本の市民社会が地道に続けてくれている、和解促進の努力をご紹介しました。高校生たちは、母国にいる限り、互いに交わることがないかもしれません。しかし遠い日本へやってきて、緑したたる美しい国土のあちこちを、イスラエル、パレスチナそれぞれの参加者がペアをなして旅する数日間、彼らの内において、何かが変わるのです。親を亡くした悲しみに、宗教や、民族の差がないことを悟り、恐らくは涙を流す。その涙が、彼らの未来をつなぐよすがとなります。
 包括的な中東和平には、それをつくりだす、心の素地がなくてはならぬでしょう。日本の市民社会は、高校生の若い心に投資することで、それを育てようとしているのであります。
 議長、
 この例が示唆する如く、日本ならばこそできる外交というものがあることを、私は疑ったことがありません。
 ヨルダン川西岸地区に、もしイスラエルの点滴灌漑技術を導入できたなら、パレスチナの青年は野菜づくりにいそしむことができます。しかし双方を隔てる不信の壁は、それを直ちには許しません。日本はそこに、触媒として入り込み、両者を仲介します。その際に、点滴灌漑の力を最大限発揮せしめる日本独自の技術を持ち込みます。
 やがて西岸地区が灌漑によって緑の大地となること。そこで採れた農産物がパレスチナ人の加工を経、ヨルダンを走って湾岸の消費地へ行き、新鮮なまま店頭に並ぶこと。これを目指すのが、我が政府の進める「平和と繁栄の回廊」構想にほかなりません  (引用終わり)

いかがでしょうか。私は、麻生総理が世界の平和を考え、日本だからこそ出来る具体的貢献とは何かを官僚の作文ではなくご自身の言葉で語られていると感じました。このようなリーダーの下、与党として国政に取り組めることに誇りを覚えます。首相官邸のHPには全文が掲載されておりますので、インターネットをお使いの皆様には、是非一度読んでいただきその上で麻生政権の是非を判断していただきたいとお願い申し上げます。

[ ながおか桂子事務所 ]

茨城県による国の予算・施策提案要望説明会

 橋本県知事、桜井県会議長、県庁各担当者が上京し茨城県選出国会議員との意見交換会が行われました。
 医療・福祉・農業振興・教育・子育て支援・治安・経済等々各分野の政策について重点項目を伺いました。現下の課題として特に、来年開港予定の茨城空港とその周辺整備、農林水産業への振興策、子供たちを守り正しく育てるための教育・治安対策等、どれも重要な提案がなされました。
 最後に「茨城県内の振興は茨城だけのためではなく、首都圏全域の発展に繋がる重要なことである。」と参加者の皆さん共通の認識を改めて確認いたしました。

[ ながおか桂子事務所 ]

自民党食育調査会 新潟県長岡市山古志地区視察

 自民党食育調査会のメンバーで新潟県長岡市の旧山古志村地区を視察いたしました。
中越地震の際、山古志村の村長として陣頭指揮に当たられた長島忠美衆議院議員のご案内で、実際に学校給食を子供たちと一緒に食べ、子供たちから直接意見を聞いたり、中山間地の農業や、震災から3年経っての復興状況や今後の課題について説明を受けたりと普段の国会活動とはまた違った、現場の声を聞く一日でした。

 「子供たちに食の大切さを教えること」の重要性が各方面から指摘されています。家庭の中で夕食の支度を手伝ったり、箸の綺麗な持ち方を覚えたりと、躾の一環としてご両親から教わることで、毎日当たり前のように食事が出来ることへの感謝の気持ちを育んでもらいたいと思っております。
 そのお手伝いとして、学校でも給食や授業を通じて食に対する基本的な知識を学んでもらう「食育」は、教育政策の中でも、とても注目されている分野と言えるでしょう。

[ ながおか桂子事務所 ]

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