おかあさんの底力 茨城7区 ながおか桂子 自民党
桂子のActionダイアリー

総理の資質

 緊急総合対策のための補正予算を巡る臨時国会も麻生総理の所信表明、各党代表質問と続き、週明けにも補正予算に関する予算委員会が開催されようとしております。
そんな中、先日、麻生総理とお会いしてまいりました。総理となられてから初めて話をしたのですが、いつもと変わらず明るくますます活力に充ちている様子で安心しました。
日本を元気にするためには、先ず総理ご自身が元気でなければなりませんね。
さて、遡ること1週間前、麻生総理は就任直後の初仕事として国連総会での一般討論演説に臨みました。
残念ながらマスコミはほとんど内容を伝えなかったようなので、皆さんはあまりご存じないかもしれません。
私はどうしてもこの演説の中身を皆さんに知っていただきたい、特に若い人には、この新たなリーダーの考え方、日本と世界の捉え方を知っていただきたいと思い、一部ですがここに抜粋いたします。

(国連総会一般討論演説より一部抜粋)
 ところは、東京郊外の小さな街。去る8月末、ここに海外から9人の高校生がやって来ました。日本に来るのは初めてです。慣れない料理に顔をしかめるなどは、どこにでもいそうな高校生のビジターと、変わるところがありません。
  1つだけ、ありふれた招聘プログラムの参加者に比べ、彼ら、彼女らを際立たせていた特徴がありました。4人がパレスチナ、5人がイスラエルの高校生で、全員、テロリズムを始めとする過酷な中東の現実によって、親族を亡くした遺児であったという点です。
 議長、
 日本の市民社会が地道に続けてくれている、和解促進の努力をご紹介しました。高校生たちは、母国にいる限り、互いに交わることがないかもしれません。しかし遠い日本へやってきて、緑したたる美しい国土のあちこちを、イスラエル、パレスチナそれぞれの参加者がペアをなして旅する数日間、彼らの内において、何かが変わるのです。親を亡くした悲しみに、宗教や、民族の差がないことを悟り、恐らくは涙を流す。その涙が、彼らの未来をつなぐよすがとなります。
 包括的な中東和平には、それをつくりだす、心の素地がなくてはならぬでしょう。日本の市民社会は、高校生の若い心に投資することで、それを育てようとしているのであります。
 議長、
 この例が示唆する如く、日本ならばこそできる外交というものがあることを、私は疑ったことがありません。
 ヨルダン川西岸地区に、もしイスラエルの点滴灌漑技術を導入できたなら、パレスチナの青年は野菜づくりにいそしむことができます。しかし双方を隔てる不信の壁は、それを直ちには許しません。日本はそこに、触媒として入り込み、両者を仲介します。その際に、点滴灌漑の力を最大限発揮せしめる日本独自の技術を持ち込みます。
 やがて西岸地区が灌漑によって緑の大地となること。そこで採れた農産物がパレスチナ人の加工を経、ヨルダンを走って湾岸の消費地へ行き、新鮮なまま店頭に並ぶこと。これを目指すのが、我が政府の進める「平和と繁栄の回廊」構想にほかなりません  (引用終わり)

いかがでしょうか。私は、麻生総理が世界の平和を考え、日本だからこそ出来る具体的貢献とは何かを官僚の作文ではなくご自身の言葉で語られていると感じました。このようなリーダーの下、与党として国政に取り組めることに誇りを覚えます。首相官邸のHPには全文が掲載されておりますので、インターネットをお使いの皆様には、是非一度読んでいただきその上で麻生政権の是非を判断していただきたいとお願い申し上げます。

[ ながおか桂子事務所 ]

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