平成24年5月13日(日) 第二十四回戦没者追悼慰霊祭
第二十四回戦没者追悼慰霊祭が、この鬼怒砂丘慰霊塔にて、関係者お揃いの下、しめやかに挙行されますことは、誠に感慨深いものがございます。
昨年に引き続きミャンマー連邦特命全権大使の「キンマウンティン閣下」のご臨席を賜りましたことに感謝を申し上げる次第でございます。
願主(がんしゅ)でいらっしゃる稲葉茂様は、過ぎしビルマの戦いから生還なされた後、無念の死を遂げられた多くの仲間を偲び、念願の慰霊塔を建立(こんりゅう)して以来、今年は数えて二十四回目の慰霊祭という事でございますが、この間の願主(がんしゅ)稲葉茂様の英霊に対する思い・一九七七年から欠かさず続けられているミャンマーの古戦場(こせんじょう)巡礼(じゅんれい)の旅、三人の息子さん達も引き継がれていらっしゃるとの事、平和国家建設のご活動に心から敬意を表する次第でございます。
戦後六十七年経った今日、現在の平和と繁栄が戦争によって心ならずも命を落とされた方々の犠牲の上に築かれていることを、ひとときも忘れてはいけないことだと思います。平和な世は尊いものでございます。
二度と再び、戦(いくさ)によって人の命が散るようなことがあってはなりません。
あの悲劇的戦争を風化させないためにも、本日のこの慰霊祭は大いに意義あるものと確信しております。
昨年三月十一日に東日本大震災が発生いたしました。その傷跡が癒える間もなく先日、つくば市をはじめ茨城県、栃木県の各地で竜巻災害が発生いたしました。これらの災害で被災された方々のお見舞いと、お亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げます。
国会議員として、震災の復旧・復興に向けて全力を尽くす事を、
英霊の御霊(みたま)の前でお約束申し上げます。
戦没者の方々のご冥福をお祈りいたしますと共に、戦没者ご遺族の
今なお忘れることできない深い悲しみに思いを致すとともに皆様の
これからのご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げ、追悼の辞といたします。
[ ながおか桂子事務所 ]
2012年5月15日 更新 | 活動報告